みなさん、こんにちは。
ボランティアスタッフの『レイコ』です。
最近の悩みは、台風が来るとシェルターが気になって仕事にならないこと、
9/10でボランティア参加時の高速代の無償措置が終ってしまうことです。


今回は、人生初の保護猫さんを里親さんへお届けというミッションに
お付き合いしてくれた [猫-21 にゃんちゅ] の事をお話させてください。


にゃんちゅは福島県楢葉町で保護されたオスのキジトラ猫さん。


にゃんちゅ1


とっても甘えたさんでかわいい子。
人間にかまってもらうのがうれしくて仕方のない子。


DSC04042t.jpg


にゃんちゅは飼い主さんがわかっていました。本当の名前は『レオ』。
でも、みんなにゃんちゅと呼んでかわいがっていました。
レオなんて勇ましい雰囲気でなく「にゃんちゅ」がお似合いだったのです。(笑)

飼い主さんは被災されており、避難所での生活を余儀なくされていた為、
シェルターでにゃんちゅをお預かりしていました。

お話を伺うと、同じくシェルターでお預かりしている同居猫さんと折り合いが悪く、
元のお家にいるならまだしも、今後、仮設住宅や仮住まい暮らしでは
レオ(にゃんちゅ)に可哀相な思いをさせてしまうことになる・・・ と。

話し合いの結果、飼い主さんとにゃんだーの上層部とで
「にゃんちゅをしあわせにしてくれる里親さんを探そう!!」 と言うことになりました。

まず、里親さんに見つけてもらうために、ボランティアスタッフはみんなで
にゃんちゅのかわいい画像を!! と写真を撮りまくりました。
次々みんなで撮るのですが、当時の猫部屋は日が入らず薄暗かったため
一向に良い写真が撮れません。(他の子たちも、写真よりみんなとってもかわいいです!)

そんな時、にゃんだーシェルターのフォトジェニック(?!)シャオと王子の里親募集記事が
あの有名ブログ『くるねこ大和』さんに掲載されたのです!(m.ivoryさん、ありがとう!)

王子
                        友情出演:王子


この王子の写真を気に入ってくださった埼玉県のご夫婦が、王子に会いに
にゃんだーシェルターに足を運んでくださいました。

里親さんの前で元気いっぱいに走りまわり、ゲージの中のにゃんちゅにフーシャーして
里親さんに「ウチの先住猫たちとうまく行かないかも・・・と思われてしまった王子。
その時、王子の攻撃にじっと耐えていたにゃんちゅに(たなぼた?)お声がかかったのです。



さぁ、お婿入りの準備だ~ と去勢手術も済ませ、あとは日程調整を残すのみ。
埼玉県へのお届けなので、わたくし『レイコ』のボランティアからの帰路に照準を当てます。

いよいよ、婿入りの日。
シェルターはわくわくドキドキ、ちょっと淋しいような、でも明るい雰囲気で満ちていました。
そこへ、予定のない地元ナンバーの車が到着します。
「あれ?!誰だろう・・・」

降りていらしたのは『レオ』(にゃんちゅ)の飼い主さまご家族。
仮設住宅に入れたので、『レオ』をお迎えにいらしたのです。

にゃんちゅ5

飼い主さんは「レオはどこですか?」と、猫ハウスのAのお部屋を探していました。
ボランティアスタッフにとって レオ=にゃんちゅ はすぐには思い浮かばないんです。

「いないわ~、レオはトラ柄でおなかが赤茶色で尻尾がしましまの子なの~」
嫌な予感がしました。まさか・・・にゃんちゅ?!
猫ハウスのCのお部屋で、爪きりなど婿入り仕度に余念のないにゃんちゅの元へ案内すると
案の定、「レオ~」とにゃんちゅを抱きしめました。


resize0116.jpg

「レオは愛想がないから里親さんが決まらないだろう」と思っていたそうです。
やっぱりまだ居たわとおっしゃいました。

わたしも、他のボランティアさんも動揺が隠せませんでした。
ぶたまる隊長だけが冷静で、きちんとお話をしてくれました。

飼い主さんも「連れて行っても、2匹は仲が悪いから順番にゲージだし・・・」
今の仮住まいは、まさにこの猫ハウスの小さいお部屋と同じ位の広さだそうです。
「レオのしあわせを考えたら、大事にしてくれる人の所に行ったほうがいいよね?」
そう聞かれて、「そうだと思います。」と一言伝えるのが精一杯でした。

にゃんちゅ4涙でお別れのあいさつをするレオ(にゃんちゅ)と飼い主さま

唯一の救いは、同じくお預かりしていた猫ちゃんと一緒に帰っていただけること。


原発事故さえなかったら・・・ 何度、思うことでしょう。


レオの飼い主さんに「しあわせにしてくれる里親さんにお届けします!」とお約束したので
わたしの初任務のプレッシャーはさらに大きくのしかかってきました。


にゃんちゅ6夕方、お届け前にその場にいたボランティアさんに集まってもらって記念撮影


福島県から埼玉県への300キロ・4時間を越えるロングドライブ。
鳴き続けるのか、おちっこするのか、吐くのか、う○ちしちゃうのか・・・
心配は尽きませんが、里親さんは今か今かと楽しみに待ってくれています。


いざ、ゆくぞ、にゃんちゅ!!


・・・高速の渋滞にまんまとはまり、結果、5時間にもおよぶ長い旅路・・・
にゃんちゅは「困ったときに使おう!」とこっそり持ってきた「チャオささみ」を食べた時以外、
ほぼ、ず~っと、ず~っと、鳴き続けていました

それにしても、まさにこの日になんの前触れもなく、最後にひと目会えたレオと飼い主さん。
奇跡体験・・・ 不思議なことがシェルターでは日々起こっています。

@福島のにゃんちゅも見てくださいね!


以下、補足になりますが。
飼い主さんが、「よくしてもらったんだね~。やさしい顔になって、毛並みもすごくいい
と、心からおっしゃってくださいました。ボランティアの皆さん、ありがとうございます!



にゃんちゅのお届けという初めてにして重務を任されたわたくし。
元気にシェルターを後にしましたが、にゃんちゅは激しく鳴き続け、私も悲しくなりました。


磐越→東北→北関東→関越道 と高速を乗り継ぎます。
関越まではほぼ予定通り。


現地近くでは、「譲渡」の手続きのためm.ivoryさんがスタンバイしてくれています。
21時過ぎに里親さん宅が目標でした。


20時を過ぎ、関越道に入った所で万事休す。
渋滞で車が完全にストップしました。


20時半、m.ivoryさんから「(約束の)ファミレスに着いたよ~」のメール・・・



この後、にゃんちゅはどうなってしまうのか!!



   サイアク、我が家かm.ivoryさんちに一泊か?!



      次回へ続く!!
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2011/08/30Tue 15:11里親さんの元へお届け | コメント:(5) | トラックバック:(0)
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